はじめに
「電子工作をやってみたくてマイクロビットを買ったけど、最初に何をしたらいいか分からない…」
「子どもの教育に良さそうだけど、結局使わずにホコリをかぶらないかな…」
そんな不安、ありますよね?
こんな不安もマイクロビットなら大丈夫です。マイクロビットはもともとイギリスで教育用に開発された小さな電子基板(マイコンボード)で、誰でも簡単・安全に使えるように工夫されています。
公式サイトには多数のサンプルプログラムが用意されており、プログラミングや電子工作の知識がなくても動かすことができます。
最近では、STEAM教育(Science・Technology・Engineering・Art・Mathematics) への関心が高まっており、電子工作やプログラミングを親子で体験したいという方も増えています。
マイクロビットは、まさにその最初の一歩にぴったりの教材です。
この記事では「公式サイトのサンプルコードを実際にマイクロビットに書き込んで動かす方法」を紹介します。
因みに今回作ってみるのはこんなものです。押されたボタンに応じて、LEDによる表示(ご機嫌、げんなり、ハート)を切り替えます。
電子工作の一般的な流れと今回できること
通常の電子工作は以下の流れになります。
- 作りたいものを決める
- 回路を設計する
- 部品を組み立てる
- 制御コードを作成・書き込み
- 動作テスト
- 修正・完成
今回はマイクロビット単体で動作するサンプルを使うので、「制御コードの書き込み~動作テスト」の部分を体験 できます。
つまり、一番楽しいところから始めるわけです!
必要なもの
- マイクロビット本体
- パソコン(インターネット接続が必要)
- USB type-Bケーブル(充電専用ではなく、データ通信できるもの)
注意点
マイクロビットの取り扱いについて
マイクロビットは比較的丈夫に作られていますが、電子基板なので注意も必要です。
静電気に弱い
冬場などは特に注意。触る前に金属に触れて放電しましょう。極力基盤の両端を持つようにして、電子部品に直接触らないようにしましょう。
水に弱い
濡れた手で触らないようにしましょう。
マイクロビットの電源に注意
電池を使う場合:単3または単4を2本(3V動作が前提)
USB接続の場合:パソコンのUSBポートを利用しましょう。
高速充電用のモバイルバッテリーや急速充電ポートは故障の原因になります。
👉 参考:iftiny 製品情報・マニュアル
実際の手順
やってみよう
公式サイトにアクセス
👉 microbit.org(日本語ページ)
また、マイクロビットをUSBケーブルでパソコンに繋いでおきましょう。
準備が出来たら下の画像のようにメニューをクリックして行きます。






今回は「感情バッジ」というサンプルを使いました。(もちろん他のサンプルでもOK)
このままでも「ダウンロード」ボタンを押せばマイクロビットに書き込み可能です。
書き込みが終わったら、マイクロビット本体を操作して動作確認します。
少しアレンジしてみよう
ただサンプルを動かすだけでは物足りないので、少しコードを編集してみます。行うのは以下の二つです。
・表示するLEDパターンを追加してみる
・Pythonコードで編集してみる
ちょっと変えるだけで、オリジナル感がぐっと増します。
まとめ
いかがでしたか?
マイクロビットはサンプルを動かすだけなら本当に簡単です。
慣れてきたら、
自分でコードを編集してみる
PythonやJavaScriptを使ってみる
センサーや外部パーツを追加してみる
…といったステップに進むとさらに楽しくなります。
ぜひ自由に遊んでみてください!
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